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センター(研究拠点)紹介

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統合数理科学研究センター
Center for Integrative Mathematical Sciences

センター長 : 栗原 将人(理工学部教授)
活動拠点キャンパス : 矢上

センター概要

高度かつ複雑に発展した現代社会においては、様々な問題の解決に数学・数理科学が担うべき役割が増加してきている。数学・数理科学固有の重要問題の解決、およびそこで開発された数学理論や数学手法は、その汎用性から数学・数理科学と他研究分野との連携に大きく役立つことが期待されている。統合数理科学研究センターは、この立場から、慶應義塾内における、数学・数理科学研究者が結集することで、数学・数理科学の研究の推進を行うとともに、数学理論や数学手法を広く社会に提供し、様々な研究分野との横断研究を行うことを目的とする。

キーワード・主な研究テーマ

 数学、数理科学、統合的学際的数理科学

2017年度事業計画

■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標

今までこのセンターの事業として成功してきた、学内での共同研究、若手研究者支援、国際共同研究、さまざまな異分野の連携をこれからも積極的に進めていきたいと考えている。また昨年度に引き続き、若手研究者派遣を積極的に進めて行く。慶應義塾内に数理科学の基盤拠点を作ることは、塾内外に大きなメリットをもたらすものであることは間違いない。その意味で、このセンターを継続していきたい。

■2017年度の新規活動目標と内容、実施の背景

慶應義塾内の数理科学研究の発展を目標として、学内での共同研究、若手研究者支援、国際共同研究、さまざまな異分野の連携を推進していきたい。国際研究集会に教員や学生をこれからも数多く派遣して、大学院生や若手の教員に対して、国際的に活躍する場を数多く提供していきたい。海外および国内の著名研究者を招いた統合数理科学研究センター主催の談話会、セミナーも積極的、定期的に行うことにより、慶應義塾内の数理科学研究者達、若手研究者達、大学院生達が気軽に集まれる場所を提供するとともに、数理科学とその周辺分野のさらなる活性化、発展をめざす。談話会については、今まで通り、それぞれの所員の専門分野以外の研究についても、新しい知見や新しい興味が得られるような講演を定期的に行う。新しい共同研究や連携を推進し、活発で機能的な活動を行う。今まで通り、海外からの研究者も当センターに積極的に受け入れる予定である。以上のような活動の継続によって、慶應義塾の数理科学研究をさらに発展させたいと考えている。

2016年度事業報告

■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度

2016年度も前年度に引き続き、1)先端数理科学研究の推進、2)数理科学国際連携、3)他分野との融合研究を重点事業計画として活動を行ってきた。基盤的数学である代数学、幾何学、解析学という純粋数学と、応用面を重視した統計学、離散数学、数値解析などの数学研究を2つの柱として研究を進め、それぞれの研究と同時に相互の融合による研究を推進している。今年度もおよそ4000万円の科学研究費および拠点形成資金を用いて活動を行った。特に、統合数理科学研究センターの活動として採択された学術振興会拠点形成事業「数論と幾何学を核とする数理科学国際連携拠点形成事業」によって、今年度も数多くの国際連携事業が行われた。例年行われているBoston-Keio summer workshopは2016年8月に統計学・確率論をテーマとして開催し、数多くの学生を派遣した。Boston大学を中心としてアメリカ側からも多くの参加者があり、日本から参加した学生・若手研究者にとって大変貴重な経験となった。また、2017年1月に幾何学をテーマとして、University College LondonにおいてUK-Japan Winter Schoolを行い、若手研究者を派遣して、大きな成果を上げた。他分野連携事業としては、OLIS‐プルデンシャル・ジブラルタ生命保険寄付講座を推進した。また、数理科学分野の談話会を数多く開催することにより、センター員の間の情報交換、議論の促進に努めた。

■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、
 イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)

論文(14件)
・On zeta elements for G_m, David Burns, Masato Kurihara, Takamichi Sano, Documenta Mathematica 21 (2016), 555-626.
・Equilibrium measures at temperature zero for Henon-like maps at the first bifurcation, Hiroki Takahashi, SIAM Journal on Applied Dynamical Systems Society for Industrial and Applied Mathematics 15 (2016), 106-124. 他12件
 
学会発表(20件)
・Scaling and Proximity Properties of Integrally Convex Functions, Akihisa Tamura, The 27th International Symposium on Algorithms and Computation, ISAAC 2016 2016/12/12
・Generalization and refinement of Rubin-Stark conjecture, Masato Kurihara, Pan Asia Number Theory Conference 2016, Taipei, 
2016/07/14  他22件
 

 
 

■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄

例年のことであるが、本研究センター所属所員により、整数論、数論幾何、力学系、複素変形量子化問題、剛性問題、曲面上のグラフ理論、最適化問題、流体の非線形解析、確率過程と確率解析、数理ファイナンス、統計学等で成果があがった。国際事業としては、数々のサマースクール、ウィンタースクールに今年も若手研究者を約40名派遣し、経験を積ませ、大きな成果を得ることができた。Boston-Keio summer workshop については開催時期を変えて、アメリカ側の参加者が参加しやすくした。UK-Japan winter schoolも毎年開催しており、日英の数学者達の間でよく知られる事業となっている。京都大学で行われた整数論の研究集会にも多くの研究者を派遣した。また、アクチュアリー試験を目指す大学院生、学部生を対象に実施したアクチュアリー養成セミナーは、今年度も学生のニーズに応えて、非常に役立っている。

所員

所員(兼担)
栗原将人 理工学部 数理科学科 教授
池田薫 経済学部 一般  教授 
戸瀬信之 経済学部 一般  教授 
南就将 医学部(日吉) 一般  教授
鈴木由紀 医学部(日吉) 一般  専任講師 
小尾晋之介 理工学部 機械工学科  教授 
厚地淳 理工学部 数理科学科 教授
井口達雄 理工学部 数理科学科  教授 
井関裕靖 理工学部 数理科学科  教授 
太田克弘 理工学部 数理科学科  教授 
下村俊 理工学部 数理科学科  教授 
田村明久 理工学部 数理科学科  教授 
田村要造 理工学部 数理科学科  教授 
南美穂子 理工学部 数理科学科  教授 
小田芳彰 理工学部 数理科学科  准教授 
勝良健史 理工学部 数理科学科  准教授 
亀谷幸生 理工学部 数理科学科  准教授 
小林景 理工学部 数理科学科  准教授
坂内健一 理工学部 数理科学科  准教授 
坂川博宣 理工学部 数理科学科  准教授 
白石博 理工学部 数理科学科  准教授
高橋博樹 理工学部 数理科学科  准教授
田中孝明 理工学部 数理科学科  准教授
曽我幸平 理工学部 数理科学科  専任講師
服部広大 理工学部 数理科学科  専任講師
林賢一 理工学部 数理科学科 専任講師
高山正宏 理工学部 数理科学科  助教 
岡浩太郎 理工学部 生命情報学科 教授
伊藤公平 理工学部 物情工学科 教授

所員
時尾響 先導研究センター 共同研究員

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