音声ブラウザ専用。こちらよりカテゴリ内メニューへ移動可能です。クリックしてください。

音声ブラウザ専用。こちらよりコンテンツへ移動可能です。クリックしてください。

ENGLISH
慶應義塾TOP
KEIO NAVI

センター(研究拠点)紹介

HOME > センター(研究拠点)紹介 > システム医療研究開発センター

システム医療研究開発センター
Center for Systems Medicine: Creating Global Standards to Extend Healthspan and Lifespan

センター長:洪 繁(医学部准教授)
活動拠点キャンパス:信濃町

センター概要

「システム医療研究開発センター」では、医学部・理工学部・環境情報学部など学部組織を横断した研究チームを組織し、各参画企業群と協力し合って、医療情報を包括的に統合し、また、その共有・解析が可能になる次世代医療ICT基盤を構築するための技術開発を行います。また、網羅的分子・画像解析技術により得られる大量の医療情報を個人のヘルスケアに最大限利活用することで、国民のさらなる健康寿命延伸に貢献する医学・医療システム開発を行います。その成果を世界に向けて発信し、活力のある理想的な健康寿命百年社会(百寿社会)実現に貢献します。

キーワード・主な研究テーマ

健康長寿、百寿社会、次世代医療ICT基盤、ゲノム医療、システム医学

2019年度 事業計画

■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標

2019年度も引き続き、AMED「糖鎖利用による革新的創薬技術開発事業」の分担研究を行う。また検体管理システムについては、2019年度中に実運用が開始できるように準備を継続していく(洪繁)。

遠隔医療はいよいよ保健医療として社会実装の段階に入っている。遠隔医療は医療情報のデータベース化に親和性の高い医療形態であり、遠隔医療の推進を通して、次世代医療ICT基盤を構築の促進に貢献したい(岸本泰士郎)。

これまでの各研究について多くの成果を得ている。2019年度も引き続き新しい検査項目の開発、新しい検査項目の選定と臨床的有用性を確認するための研究、臨床検査を含む臨床各科との共同研究を推進してゆく(村田満)。

当教室における様々な質量分析技術を駆使することで、がん細胞、免疫細胞の代謝特性を明らかにし、それぞれの代謝リモデリングの「作用点」を引き続き明らかにしていく(山本雄広)。

 

■2019年度の新規活動目標と内容、実施の背景

2019年度も、検体管理システムを慶應義塾大学病院に導入するために活動を継続する(洪繁)。

糖鎖解析システムの開発を継続する(洪繁)。

精神科領域における遠隔医療の準備委員会の委員となり、社会実装に向けて、調整等を行っていく(岸本泰士郎)。

学内の検体バンキングシステムについて医学部・病院を挙げてこれに取り組んでいる。実働に対応できるよう検査室側の整備を行ってゆく(村田満)。

本年度の研究成果より、臨床検体を用いたラマン分光学的解析からがん部あるいは非がん部における特異的な分子振動シグナルを複数同定した。2019年度はこれらの分子の同定を進めるともに、解析の対象を化学治療の奏功に相関のあるマーカー分子の探索を目指す(山本雄広)。

2018年度 事業報告

当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度

①慶應義塾大学病院への検体管理システムの導入と運用:2015年度に開発したプログラムを慶應義塾大学病院に導入し、実際の臨床の現場で使用するための準備を行っている。2018年度には、検体管理支援部門ワーキンググループの会議を毎月開催し、今後慶應病院で検体管理システムを導入するための準備を行った。
 

②糖鎖解析研究:国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の、平成29年度「糖鎖利用による革新的創薬技術開発事業」の研究開発提案①「我が国の技術の強みと密接な医工連携体制を活かした 標的分子探索・検証のための多角的糖鎖解析システムの構築」(研究代表者坂元亨宇)の研究を行っている。慶應義塾大学は、本事業の二つの集中研、産総研(つくば)と慶應義塾大学医学部の一つであり、本事業の臨床応用を担当する重要な役割を果たしている。2018年度は継続して研究活動を行った(洪 繁)。
 

③遠隔で行う精神医療に関する日本医療研究開発機構(AMED)の委託研究:臨床研究等ICT基盤構築研究事業 医療のデジタル革命実現プロジェクト「遠隔精神科医療の臨床研究エビデンスの蓄積を通じたガイドライン策定とデータ利活用に向けたデータベース構築」研究成果として、日本初となる医師向けオンライン診療の手引書を完成、発表した。本発表は、慶應大学からのプレスリリース(2018.12.26)となった。(岸本泰士郎)。
 

④新しい検査項目の開発、新しい検査項目の選定、臨床的有用性を確認するための研究、臨床検査を含む臨床各科との共同研究:検査データの作成や専門的知識による研究支援を行っている。臨床研究のためのサンプル収集法および情報管理システム法の開発、 悪性腫瘍の微少残存病変の実用的な検査法とその効率化、標準化、尿検査の自動化と標準化、POCT( 臨床現場即時検査 ) の開発と普及、国内外の外部精度管理・精度保証の推進、LC-MS/MS による DNA メチル化定量解析、尿中ステロイド代謝物解析の開発、微生物遺伝子診断法、特に全自動遺伝子検査装置の開発等で研究成果が得られ、国内外には発信した(村田満)。
 

⑤メタボローム解析研究:本年度は含硫アミノ酸代謝物ヒポタウリンが大腸がん細胞の酸化ストレス耐性に寄与することを明らかにした。また、腫瘍内において親電子物質としても作用する、過硫化水素の検出系を確立し、各種細胞株および臨床検体を用いてCE-MSを用いたメタボローム解析、代謝酵素群の発現解析、ラマン顕微鏡による含硫化合物イメージング技術を組み合わせたトランスオミクス技術によってがん部・非がん部の代謝プロファイリングを調べ、がんの悪性形質獲得における含硫化合物の新規作用を探索している(山本雄広)。
 

公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)

■公刊論文(英文、和文合計) 
Kitazawa M, Yoshimura M, Kuo-Ching L, Wada S, Mimura M, Tsubota K, Kishimoto T. Utilization of Facial Image Analysis Technology for Blink Detection: A Validation Study. Eye Contact Lens. 44 Suppl 2:S297-S301.2018. 

Kitazawa M, Yoshimura M, Murata M, Sato-Fujimoto Y, Hitokoto H, Mimura M, Tsubota K, Kishimoto T. Associations between Problematic Internet Use and Psychiatric Symptoms among University Students in Japan. Psychiatry and Clinical Neurosciences72(7):531-539. 2018.

Matsumoto T, Sutoh C, Asano K, Seki Y, Urao Y, Yokoo M, Takanashi R, Yoshida T, Tanaka M, Noguchi R, Nagata S, Ohshiro K, Numata N, Hirose M, Yoshimura K, Nagai K, Sato Y, Kishimoto T, Nakagawa A, Shimizu E. Internet-based cognitive behavioral therapy with real-time therapist support via videoconference for patients with obsessive-compulsive disorder, panic disorder, and social anxiety disorder: A pilot single-arm trial. Journal of Medical Internet Research. 17;20(12):e12091.2018.

Kitazawa M, Sakamoto C, Yoshimura M, Kawashima M, Inoue S, Mimura M, Tsubota K, Negishi K, Kishimoto T. The Relationship of Dry Eye Disease with Depression and Anxiety: A Naturalistic Observational Study. Transl Vis Sci Technol.28;7(6):35. 2018.

■学会発表
Kishimoto T, Liang KC, Fujita T, Kitazawa M, Yoshimura M, Eguchi Y, Tazawa Y, Horigome T, Takamiya A, Mimura M. Project for Objective Measures Utilizing Computational Psychiatry Technology (PROMPT): The Prospect of New Approaches in Psychiatry in Japan. WFSBP 2018KOBE, Kobe International Conference Center, Sep 8, 2018.

岸本 泰士郎. 機械学習+B18:B52による精神運動制止の評価の試み, 第114回日本精神神経学会学術総会, 神戸, 2018.6.21

岸本 泰士郎. 遠隔精神科医療の展望とJ-INTERESTプロジェクトオーバービュー, 第114回日本精神神経学会学術総会, 神戸, 2018.6.21

岸本 泰士郎. 情報通信技術や機械学習を活用した臨床症状評価, 第114回日本精神神経学会学術総会, 神戸, 2018.6.21

岸本 泰士郎. 情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)の活用という観点で30年後の精神科医療を展望する, 第114回日本精神神経学会学術総会, 神戸, 2018.6.23

岸本 泰士郎. 情報通信技術や人工知能がもたらす近未来の精神医学の展望, 第114回日本精神神経学会学術総会, 神戸, 2018.6.23

澤田 恭助, 高宮 彰紘, 岸本 泰士郎, 三村 將. うつ病患者に対する音声データの臨床的有用性の検討:システマティックレビューとメタ解析, 第114回日本精神神経学会学術総会, 神戸, 2018.6.22

岸本 泰士郎. 遠隔医療は国民に寄り添った医療になるか?本邦における遠隔精神科医療の展望と課題, 日本精神神経科診療所協会 第24回学術研究会, 兵庫, 淡路夢舞台国際会議場, 2018.6.24

岸本 泰士郎. 情報通信技術(ICT)や機械学習を用いたうつ病診療の展望, 第3回CNSサミット, 東京, 2018.8.5

岸本 泰士郎. 我が国における遠隔医療の展望, 第7回 日本精神科医学会学術大会, 長野, 2018.10.4

岸本 泰士郎. 遠隔医療や機械学習を活用した認知症診療の展望, 第37回日本認知症学会学術集会, 札幌, 2018.10.13

加藤典子, 中川敦夫, 佐々木洋平, 中尾重嗣, 岸本泰士郎, 堀越勝, 三村將. ビデオ会議システムを用いたうつ病に対する遠隔認知行動療法, 第18回認知療法・認知行動療法学会, 岡山, 2018.11.23-25

工藤弘毅, 岸本泰士郎.  メンタルヘルスリテラシーと人工知能(AI) , 第38回日本精神科診断学会, 埼玉, 2018.10.19

岸本泰士郎. 情報通信技術や人工知能を活用した近未来の精神科医療の展望, 第3回 Venlafaxine研究会, 神奈川, 2018.10.24

岸本泰士郎. 情報通信技術や人工知能を活用した近未来の医療の展望, 平成30年度女性医師の勤務環境に関する病院長等との懇談会, 沖縄, 2018.10.30

岸本泰士郎. あなたに合ったオンライン診療システムの選び方:臨床現場での経験を踏まえて, 第22回日本遠隔医療学会学術大会, 福岡, 2018.11.10

岸本泰士郎. 精神科医療の遠隔化は診療所、精神病院、総合・大学病院に普及し得るか,第38回医療情報学連合大会(第19回日本医療情報学会学術大会), 福岡, 2018.11.23

岸本泰士郎.メンタルヘルス×テクノロジー,第2回デジタルヘルス学会,東京, 2018.12.23

岸本泰士郎.人工知能技術を用いた精神疾患症状定量化の試み,第1回日本メディカルAI学会,東京, 2019.1.26 16.


■その他
人工知能はこころの病を診ることができるか?-理工学部と共同で取り組む精神症状定量化の試み-, 第1回先導研ワークショッププログラム, 神奈川, 慶應義塾大学日吉キャンパス, 2018.7.6

我が国におけるオンライン診療の展望と課題:精神科領域での利活用を中心に, 第4回ヘルスケアITセミナー2019, 東京, 東京ビッグサイト, 2019.1.23
 

センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄
 システム医療研究開発センターの活動のおかげで、2016年度にAMED「糖鎖利用による革新的創薬技術開発事業」の採択につながった経緯があり、センターの活動が慶應義塾として大型研究費の採択につながった例である。この研究費は、2019年以降残り2年間継続される予定である。

所員

所員(兼担)
洪繁 医学部 坂口光洋記念講座(システム医学) 准教授(有期)
天谷雅行 医学部 皮膚科学 教授
金井弥栄 医学部 病理学  教授
村田満 医学部 臨床検査医学 教授
洪実 医学部 坂口光洋記念講座(システム医学) 教授(有期)
榊原康文 理工学部 生命情報学科 教授
新保史生 総合政策学部 教授
小崎健次郎 医学部 臨床遺伝学センター 教授
宮田裕章 医学部 医療政策・管理学 教授(有期・医学部) 
梶村眞弓 医学部 生物学教室(日吉) 教授
佐々木淳一 医学部 救急医学 教授
岸本泰士郎 医学部 精神・神経科学 専任講師
吉村公雄 医学部 医療政策・管理学 専任講師
山本雄広 医学部 医化学 専任講師
橋本正弘 医学部 放射線科学(診断) 助教(有期・医学部)
合田徳夫 医学部 坂口光洋記念講座(システム医学) 特任講師(有期)(研究)(非常勤) 
藤田卓仙 医学部 医療政策・管理学 特任講師(有期)(研究)(非常勤)
久野敦 医学部 坂口光洋記念講座(システム医学) 共同研究員
増井徹 医学部 臨床遺伝学センター 特別招聘教授(非常勤)

所員

井桁嘉一 先導研究センター 共同研究員
岩瀬浩一 先導研究センター 共同研究員
内山秀文 先導研究センター 共同研究員
梶裕之 先導研究センター 共同研究員
谷口晴香 先導研究センター 共同研究員
豊柴博義 先導研究センター 共同研究員
橋詰真 先導研究センター 共同研究員
藤田泰彦 先導研究センター 共同研究員
松竹治 先導研究センター 共同研究員
的場亮 先導研究センター 共同研究員
四井賢一郎 先導研究センター 共同研究員
陸可 先導研究センター 共同研究員

訪問学者
狩野芳伸 先導研究センター 訪問准教授

↑PAGE TOP

Copyright © Keio University. All rights reserved.