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センター(研究拠点)紹介

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論理と感性のグローバル研究センター
Global Research Center for Logic and Sensibility

センター長 : 岡田 光弘(文学部教授)
活動拠点キャンパス : 三田

センター概要

人の判断や行動における論理と感性のかかわりについて多層的に解明する。特に、哲学、倫理学、論理学、美学などの人文系手法と心理学、行動科学、発達科学、双生児法行動遺伝学、神経科学、脳科学、比較認知科学、系統発生学などの心理・生命科学系・社会科学系手法と数理・認知・情報科学的手法を分野横断的に用いて研究を進める。これを通じて人間のより深い理解を目指す。

キーワード・主な研究テーマ

論理、感性、発達、進化、知的情報処理、発達科学、脳科学、合理性、非合理性

2018年度 事業計画

■前年度より継続する活動内容について、継続する背景・根拠と目標
 これまでの分野横断的で多層的な方法論による研究テーマを継続的に発展させる。
1.判断や論証の言語推論的側面と非言語的空間表象的側面の関連性の研究をさらに発展させる。また、行為の合理性と規範に関する論理学、哲学、倫理学的研究を継続する。
2.美的判断、価値評価における論理と感性の関係の解明は本センターで先駆的研究がこれまでなされてきた。美学・芸術史、神経科学的基盤、分析美学、社会心理学などの多層的手法でこの研究をさらに発展させる。倫理的価値判断の基盤についても、東西倫理学思想と神経倫理学、情報倫理学などを含めて多層的に捉える。音楽や文学における論理と感性研究にも繋げる。
3.前年度から継続して、脳波および自律神経指標を用いた認知神経科学および生理心理学に関する実験を行い、未来思考性と精神疾患の関係性,内受容感覚の同期,選好判断に焦点を当てた研究を実施する。
4.これと並行して、マウスやカラスの生理学的指標による実験手法や神経科学的実験手法により、情動感染や共感性の進化の基盤研究をさらに発展させる。
5.判断や思考課題の提示の仕方が被験者の判断や意思決定や思考にがどように影響するかという研究を、論理学、認知情報科学、認知心理学、社会心理学、行動心理学を分野横断的に進める。
6.乳幼児・児童・双生児を含む被験者実験やデータ解析により、社会性やコミュニケーションについて発達についての学際的で多層的な研究を進める。。
7.論理と感性の研究成果を、知的障がい児支援、認知症支援、教育支援、高齢者社会におけるグラフィック表示支援などに応用する。医療文化人類学、発達科学、神経科学、情報論理学など手法を用いる。
 
■2018年度の新規活動目標と内容、実施の背景
1.これまでに進めてきた、論理的判断、合理性、規範について論理学的、哲学的、情報科学的、社会心理学的研究手法を新たに統合していく。これの統合的視点と方法論により本テーマに貢献する。また、行為の規範性や合理性について倫理学グループと連携する。
2.美的判断、価値評価における論理と感性の関係について、多方面での国際共同研究などを進展させる,国際比較(異文化比較)を通して芸術鑑賞行動の差異や共通性について検討を始める。
3.感性が論理に与える影響の重要さについて本センターはこれまでも重要な成果を上げてきたが、
4.記憶の神経機構についての新規研究を開始する。論理と感性についての本センターにとって基盤研究として重要となる。
5.論理と感性の研究成果を、知的障がい児支援、認知症患者の支援、論理教育支援、高齢者社会におけるグラフィック表示支援などに応用した。医療文化人類学、発達科学、神経科学、情報論理学などの方法論をこのために導入した。例えば発達科学的手法により、幼児期から学齢期にスムースに発達移行するための幼小移行支援プログラムを構築し、幼児期の介入効果を、小学校で評価するフォローアップ研究を行う。

2017年度 事業報告

■当該年度事業計画に対する実施内容、および研究成果と達成度
 予定通りの進展があり、充分な成果が得られた。前年度までの研究成果をもとに更なる成果を上げた。例えば次の点で予想以上の成果が上がった。
1.論理判断における、言語推論的側面と感性的-直観的推論の側面との関連性を論理哲学理論、数理モデル、被験者実験データ解析により分野横断的に明らかにした。また、合理性・規範性の基礎理論について関連する倫理学分野も含めて研究を進めた。
2.美的判断、価値評価における論理と感性の関係について、美学・芸術史、神経科学的基盤、分析美学、社会心理学などの分野横断手法究成果を上げたがこれは本センターの特徴的でユニークな研究分野となった。
3.感性が論理に与える影響の重要さについて本センターはこれまでも重要な成果を上げてきたが、本年度もヒトの生理学的指標と神経科学的指標との組み合わせにより新しい知見を与えた。SPRINGER社から成果を出版した。マウスやカラスの生理学的指標による実験手法も導入し、情動感染や共感などの基盤研究で成果を収めた。
4.判断課題の提示の仕方が被験者の判断や意思決定や思考にがどように影響するかという本センター独自の共通研究テーマについても新しい成果を得た。異なったグラフィックデザインの選択が意思決定や論理推論にどのように影響するか、現場写真などの証拠写真の提示の仕方が裁判官裁判の論理的議論にどのように影響するか、調査項目の提示の仕方にアンケート調査結果がどのように影響されるか、 被験者調査esいる刺激(たとえば商品カタログなど)のグラフィックデザインの選び方が消費者の意思決定方略にどのように影響するか、などを分野横断的に調査し、本センター独自の大きな成果を上げた。
5.乳幼児・児童・双生児を含む社会性やコミュニケーションの発達に関する発達科学の学際的研究を進め独自の成果を上げた。
6.知的障がい児支援、認知症患者支援、論理教育支援、高齢者社会におけるグラフィック表示支援などに応用した。医療文化人類学、発達科学、神経科学などの方法論をこのために導入した。例えば、モーションキャプチャーを用いた対人相互作用の定量評価をおこなった。また、telehealthによる早期発達支援プログラムを地域の拠点で活用し、効果を分析した。
 
達成度:成果は予想以上であり、充分な達成度であったと考える。

■公刊論文数(件数と主たる公刊誌名)、学会発表件数(国内・国際)、
 イベントなど社会貢献の実績(年月日、場所)

主な出版論文数: 81本
主な雑誌  Brain and Nerve, Royal Society Open Science, Cognitive Science, Critique, Behavior Analysis in Practice, Journal of Motor Behavior, Tetsugaku: International Journal of the Philosophical Association of Japan, Annals of the Japan Association for Philosophy of Science, 思想, 文化人類学 

学会発表件数(国内・国際) : 153件(うち国内106件、国際47件)

主なイベント

2017年4月24、25、26日:センター主催Third French Japanese Meeting on Cybersecurity(三田)

2017年6月21日:センター主催「Ontology Meeting-Barry Smith Lectures」開催(三田)

2017年7月11日、18日:センター主催Andrew ARANA パリ第一大学哲学科准教授 連続講義と討論 Geometrical knowledge and Geometrical legitimacy(三田)

2017年7月14日、15日:センター及び早稲田大学高等研究所共同主催 「論理と数学の哲学」 Workshop “Logic and Philosophy of Mathematics”(15日三田、16日早稲田)

2017年10月26日:センター主催 DanZahavi教授講演会 Two Lectures と討論(三田)

2017年11月11日、2018年1月21日:センター共催 「発達障害児に対するリハビリテーション研修会」(三田)

2017年12月10日:センター共催 「エビデンスに基づく早期療育モデルで描く未来:地域で拓く親子の可能性」(三田)

2018年1月19日、20日:センター主催 日仏「論理と数学の哲学」ワークショップ (三田)

2018年1月25日:センター主催“Lambek Calculus and Linear Logic” 研究集会 (三田)

2018年3月1日:センター主催「論理と感性のグローバル研究センター年度末報告会」 (三田)

2018年3月10日:センター共催「認知症早期発見時代のネオ・ジェロントロジーIII:精神医学と医療人類学の対話~マーガレット・ロック先生をお迎えして~」(三田)

2018年3月28日:センター主催「Philosophy and history of Logic and Mathematics」Gray教授連続後援及び討論集会(三田)

その他の社会貢献

2017年6月23日:公益財団法人日本キリスト教文化協会主催 「宗教改革と美術−−−イメージの力」宗教改革500年記念連続講演会(於銀座教文館ウェンライトホール)

2017年11月16日:「認知症早期発見時代のネオ・ジェロントロジーI:当事者の視点を活かす臨床構築に向けて」ワークショップ1(三田)

2017年11月23日:「認知症早期発見時代のネオ・ジェロントロジーII:当事者の視点を活かす臨床構築に向けて」ワークショップ2(三田)

このほか、発達障がい児支援のための小児科医療アプリの提供、および次のイベント

2017年11月11日、1月21日 「発達障害児に対するリハビリテーション研修会」慶應義塾大学三田キャンパス(主催:行動リハビリテーション研究会)

2017年12月10日 「エビデンスに基づく早期療育モデルで描く未来:地域で拓く親子の可能性」慶應義塾大学三田キャンパス(主催:JST, RISTEX)

2017年1月14日 「発達障害のある子どもたちのための応用行動分析による発達支援」慶應義塾大学三田キャンパス(主催:JST, CREST)

■センター活動を通じて特に成果を挙げた事柄

1.論理的推論と直観・図形認知との関係を明らかかにした。特に論証の理解と空間表象的図形認知との関連性を示した。また、合理性、規範性について論理学的、行為論哲学的、倫理学的成果をあげた。
2.美的判断、価値評価における論理と感性の関係について、美術作品における光と影や色彩の論理と感性研究もまとめた。 分析美学の手法を音楽の美的判断に応用した。美の客観的側面と主観的側面について顔の魅力についての実験科学手法を導入して新たな知見を得た。
3.脳波および自律神経指標を用いた認知神経科学および生理心理学に関する実験を行い,未来思考性と精神疾患の関係性,内受容感覚の同期,選好判断に焦点を当てた研究を実施した.成果の一部を “Memory in a Social Context“ というタイトルの書籍をSpringer社から出版した。
4.実験動物(マウスやカラス)を用いて、生理学的指標による実験手法及び神経科学的手法により、情動感染や共感性、社会性などの基盤研究で成果を収めた。
5.判断課題の提示の仕方が被験者の判断や意思決定や思考にがどように影響するかを示した。異なったグラフィックデザインの選択が意思決定や論理推論にどのように影響するか、現場写真などの証拠写真の提示の仕方が裁判官裁判の論理的議論にどのように影響するか、調査項目の提示の仕方にアンケート調査結果がどのように影響されるか、 被験者調査で用いる刺激(たとえば商品カタログなど)のグラフィックデザインの選び方が消費者の意思決定方略にどのように影響するか、などを分野横断的に調査し、本センター独自の大きな成果を上げた。
6.乳幼児・児童・双生児を含む被験者実験や動物実験や医療文化人類学的調査を含め、社会性やコミュニケーションの発達・進化の多層的分野横断研究で国際的成果を上げた。
7.論理と感性の研究を、知的障がい児支援、認知症支援、論理教育支援、高齢者社会におけるグラフィック表示支援などに応用した。発達科学、神経科学、医療人類学、情報論理学などの方法論を持つ研究グループがこれら重点テーマ研究を並行して進め成果を上げた。例えば発達科学的手法により開発した早期発達支援プログラムをスマホアプリに組み込み、病院やクリニックの小児科での活用で成果を得た。

所員

所員(兼担)

岡田光弘 文学部 人文哲学係 教授
エアトル,ヴォルフガング 文学部 人文哲学系 教授
斎藤慶典 文学部 人文哲学系 教授
坂上貴之 文学部 人文哲学系 教授
遠山公一 文学部 人文哲学系 教授
奈良雅俊 文学部 人文哲学系 教授
後藤文子 文学部 人文哲学系 教授
松田隆美 文学部 人文文学系 教授
安藤寿康 文学部 人文人関系 教授
伊東裕司 文学部 人文人関系 教授
梅田聡 文学部 人文人関系 教授
山本淳一 文学部 人文人関系 教授
山本正身 文学部 人文人関系 教授
川畑秀明 文学部 人文人関系 教授
北中淳子 文学部 人文人関系 教授
松浦 良充 文学部 人文人関系 教授
伊澤栄一 文学部 人文人関系 准教授
平石 界 文学部 人文人関系 准教授
杉本智俊 文学部 人文史学系 教授
山口徹 文学部 人文史学系 教授
柏端達也 文学部 人文哲学系 教授
山内 志朗 文学部 人文哲学系 教授
皆川泰代 文学部 一般 教授
寺澤悠理 文学部 一般 助教
伊藤 友一 文学部   訪問研究員(日本学術振興会)
木島伸彦 商学部 一般 准教授
三村將 医学部精神・神経科学 教授
入來篤史 医学部 医学部客員教授
今井倫太 理工学部 情報工学科 教授
山口高平 理工学部 管理工学科 教授
今井むつみ 環境情報学部 専門 教授
前野隆司 システムデザイン・マネジメント研究科 教授
渡辺茂 先導研究センター 共同研究員


所員

秦 政寛 先導研究センター 特任助教(有期)(研究)
松崎 敦子 先導研究センター 特任助教(有期)(研究)
染谷 芳明 先導研究センター 特任助教(有期)(研究)(非常勤)
石川 菜津美 先導研究センター 研究員(非常勤)
松尾 加代 先導研究センター 研究員(非常勤)
森井 真広 先導研究センター 研究員(非常勤)
浅野 路子 先導研究センター 共同研究員
阿部 和大 先導研究センター 共同研究員
浅野 光紀 先導研究センター 共同研究員
朝比奈 正人 先導研究センター 共同研究員
石塚 祐香 先導研究センター 共同研究員
井出野 尚 先導研究センター 共同研究員
大隅 尚広 先導研究センター 共同研究員
大森 圭貢 先導研究センター 共同研究員
小野 智恵 先導研究センター 共同研究員
熊 仁美 先導研究センター 共同研究員
源河 亨 先導研究センター 共同研究員
小泉 篤士 先導研究センター 共同研究員
是村 由佳 先導研究センター 共同研究員
近藤 鮎子 先導研究センター 共同研究員
佐藤 有理 先導研究センター 共同研究員
柴田 みどり 先導研究センター 共同研究員
杉本 雄太郎 先導研究センター 共同研究員
高橋 優太 先導研究センター 共同研究員
谷川 卓 先導研究センター 共同研究員
長門 裕介 先導研究センター 共同研究員
中村 航洋 先導研究センター 共同研究員
西川 しずか 先導研究センター 共同研究員
平松 啓央 先導研究センター 共同研究員
星 聖子 先導研究センター 共同研究員
増田 早哉子 先導研究センター 共同研究員
松田 壮一郎 先導研究センター 共同研究員
宮坂 敬造 先導研究センター 共同研究員
Mohácsi,Gergely 先導研究センター 共同研究員
山根 千明 先導研究センター 共同研究員

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